新卒一年目だからこそ見えた代理店営業と直販営業の違い 就活向け
「直販営業と代理店営業の差別化はできていますか」
就職活動をしていた去年の私に問えば「文字数が違うかな」なんてとんちんかんな返答が飛んでくるんじゃないかな。
足元に横たわるセミがいつ甦り襲ってくるのか、そんなしょうもないことにハラハラしながらアパートのエントランスを抜けていく朝。
新社会人になってもう5か月が過ぎるのか、意外と楽しいし意外とつらい。
直販営業と代理店営業の違いは端的にいえば人。
ここが原点にして頂点といっても言い過ぎではないと思う。
- 代理店(商社)は顔採用を匂わせる顔面偏差値ぶっこわれ集団
- 代理店営業はコンビニ、直販営業は家具屋さん
- きびきびでゆるい代理店、ゆるゆるできびい直販(メーカー)
こんなところかな。
ちなみに今回はかなり表面的な偏見なしの印象的な部分のお話。
まず驚いたのがイケメン美女の多さ。(多少話盛ってるけど)
大手になればなるほどこの傾向は顕著かなと、脳内のどこかの機能が認識した。
まあ代理店の存在意義を考えるとあながちおかしな話じゃない。
自社製品を持たず、メーカーとメーカーの間に入って取引のサポートをする代理店の飛車角は「営業職自身」だから。
メーカーはまずより良い製品を作ること、次にその製品を営業職の人たちが売る。
メーカーの営業職は飛車角というよりも香車くらいの認識かな、と。
製品を売るという役割としては同じような働きをするのにメーカーと代理店の営業職は印象が違うのだろうと考えた結果、こういった優先順位の違いだろうと感覚的に思った。
メーカーの中で代理店営業と直販営業は配属が分かれるが、代理店営業のほうが少しチャラい人が多い。
でも実際に話してみるとやっぱり距離感の詰め方がうまいなと感じる人たちばかりだった。
私自身はメーカーの営業職で直販部隊の配属。
きっと顔面以外のなにかがそうさせたのだとそう信じるほかない。
次にコンビニやら家具屋やらっていうのは、あまり深い意味はない笑
店員の人に着目して、コンビニならまあかわいい店員さんがいいなあと思うし()、家具屋さんなら自分が欲しい物をしっかり聞いてくれて且つ相応の製品を提案してくれる人がいいなあと思う。
代理店営業と直販営業の違いといってもそんなもんだし、話を置き換えてみればすんなり表現できることも多いよね。
代理店営業って端的に言えば人間関係構築の要素がやっぱり強い。
メーカー側からすれば「うちの商品買ってね」ではなく「一緒に頑張ろうね」って感じ。
需要の高い物か低い物か、もしくは価格が高い物か低い物かで代理店の協力度合いは変わるが、それでも一緒に物を売るっていう役割自体は同じ。
売り側のメーカーと代理店に一番必要なものは情報共有、そのための関係構築。
たまにはオフレコの秘密の話をしていることもあるし、やはり関係構築や情報共有が主な仕事になるのかなと思う。
直販営業は技術職の人にいまどんなものを開発しているのかをヒアリングし、「うちの商品買ってね」っていう会話をする。
何も営業職とは何たるかを知らない去年の私にとっての営業職のイメージがこれ。
直販の私が先輩から口酸っぱく言われているのが「直販で一番大事なのは情報をとにかく聞き出すこと」。
取引先のお客さんの開発案件は2年や3年後の製品でそれくらい長いスパンで開発をしている=開発のタイミングを逃したら新しい話は当分来ない。
だから私もヒアリングにはかなり慎重に気を回していかないといけない。
今までの話にも通ずることだけど、代理店は人が商売道具。
礼儀作法やマナーは本当にすごい。
先輩の袖を引っ張って初めて代理店に営業同行したときも、代理店の営業マン全員ピシっといていてすごかった。
、、、すごかった。
ただ、話が始まってしまえばソファの高さが合わないから床に座るわというフレーズが飛んできて牙城を崩された。
その場の流れでどんどん話が逸れていくような印象も受け、商談の時間は長め。
締めるところはしっかり締めて、門さえくぐればラフな人たちだった。
直販の場合はけっこうゆるい。
よくわかんないけどゆるい。
でも話を始めさえすれば逸れることなく仕事の話を続ける。
たまにプライベートの話もするけど、メリハリがしっかりしている。
メリハリがしっかりしているからこそ精神的にはすごくやりやすい。
そんな感じ。
久しぶりにこんなに文章を書いた気がする。
やっぱり文字書くのは楽しいな。